熊谷キャンパスに在籍する留学生と地理学科1年生が国際共修を行いました!(Part2)

2024年6月4日(火)および7月2日(火)に、熊谷キャンパスに在籍する留学生と地理学科1年生が国際共修を行いました。
本授業は、地理学科の「学修の基礎Ⅰ」、日本語プログラム(短期留学生)の「日本事情Ⅰ」の合同授業として実施し、国際交流センターの職員が特別講師を担当しました。

今回のテーマは、「グローバル社会の中で生きる」です。本授業は、合計2回で構成されています。
第1回目は、「地域における多文化共生」を中心に、留学生は地理学科の学生からインタビューを受け、日本で留学を決めた理由や日本の生活で驚いたことについて発表しました。
第2回目は、第1回目の学びを活かした「留学生向け国内日帰り旅行の企画提案」と学内の国際交流制度の紹介を行いました。

「留学生向け国内日帰り旅行の企画提案」では、地理学科1年生は18チームに分かれ、留学生にプレゼンテーションを行いました。本企画では、準備期間1カ月の中で、留学生の興味・関心のあることをどれだけ聞き出せるかが、成功の鍵となります。
当日は、大学のある地元・熊谷旅行から、漫画『ハイキュー!!』の聖地巡礼を目的とした仙台旅行や避暑地・軽井沢への旅行など、地理学科1年生による様々な提案がなされました。

学内の国際交流制度の紹介では、本学の制度を利用して韓国の短期研修に参加した先輩学生や留学生の生活支援を行うRismate(りすめいと)のサポーターとして活躍する先輩学生から、「国際交流のススメ」について体験談の紹介がありました。

留学生の感想

留学生の感想は、こちらをご覧ください。
  • 日本の観光地のなかで静かなところ、賑やかなところの真ん中ぐらいのちょうどいい観光地も結構あるということがわかりました。日本人学生から観光地のおすすめをしていただいたように、今度は自分の国の観光プランを作ってみたいです。
  • 観光地の中で建築物が韓国の昔の建築物に似ていて驚きました。
  • 一度も考えたことのないテーマで一緒に話してみるのが興味深かったです。

地理学科1年生の感想

地理学科1年生の感想は、こちらをご覧ください。
  • 今までは日本国内のことしか知らなかったが、すぐ隣の国であっても日本の常識と違うところがあったり、初めて知る文化もあったりして興味深かったです。また、今までよりも海外を身近に感じるようになりました。
  • 今回の授業に参加して思っていたよりも海外について自分にも関係していることが多かったです。また海外の人たちと会話したり先輩方や先生方の話を聞いて国際交流や留学が身近になった気がします。
  • 海外の人の今まで触れたことがない考え方を知ることができて、今まで以上に関心を持ちました。
  • 英会話ラウンジの実施や、学生向けの給付型の奨学金など手厚いサポートがあるのは国際交流の壁が低くなったことから海外留学に対するイメージが変わったと感じました。
  • たとえ自分が相手の国の言語を話せなくても、相手が少しでも日本語を話せたり、知ってほしいという自分の熱意があれば何とか伝わるということが分かりました。

授業の企画・運営を担当した国際交流センター職員の感想

貝沼 恵美先生(地理学科教授)よりご依頼を受け、私は2023年度に引き続き、地理学科の「学修の基礎Ⅰ」を担当させていただきました。
ご依頼を受けてから、地理学科の学生と留学生の双方に学びがあるようなテーマを考えていたところ、共通の関心テーマであろう「旅行」をとおした国際共修を思いつき、貝沼先生に提案しました。
特に2回目の授業で行ったプレゼンテーションは、地理を学ぶ上で重要な「地域理解」や「異文化理解」に繋がると思います。留学生は、地理学科の学生から紹介された場所へ赴き、日本への理解をさらに深めていきましょう。
これからの多文化社会を生きる皆さんが、2回に渡る「グローバル社会の中で生きる」の授業をとおして、1人でも多くの皆さんが、海外や国際交流に興味を持っていただけたら嬉しいです。人生一度きり!様々なことに挑戦してください!
最後に、本企画にご協力いただきました、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

当日の授業の様子